フェアトレードスマホ初代Fairphone の今後のOSサポートに希望の光が / Fairphone 2のコスト内訳




Fairphone 2が11月にも発売されようという中だが、一度はOSの今後のアップデートは無いかに思われた初代Faiphone にうれしいニュースが。

愛用しているフェアトレードスマホ、Fairphone。昨年12月には、初代Fairphoneが搭載するチップセットがAndroidソースコードを公開していないためにOSがAndroid 4.2.2 Jelly Beanベースのものからそれよりも新しいものにすることができなさそうだとの残念なお知らせがあった。しかし、新たなFairphone公式ブログの投稿によれば、もしかしたら新たなOSへのアップデートも不可能ではなくなったようだ。

それによると、Fairphoneのソフトウェアライセンスをパートナーやライセンスホルダーから入手したとのこと。そしてMentor GraphicsのRTOS(リアルタイム・OS)の使用/配布権利も入手できたという。これにより、初代FairphoneのOSをより新しいAndroidバージョンにすることも可能になるかもしれないし、もしくは、AndroidではないOSに置き換える可能性も模索しているようだ。この別のOSに関しては、Ubuntu OS、Firefox OS、Sailfish OS(フィンランドのJollaでおなじみ)の名が挙がっている。

いずれにせよ、初代FairphoneのOS部分が今後も改善されていく意思表明と現実的な可能性が見えてきたことは非常に喜ばしい。フェアトレードで生産されることと同時に、「古いものを捨て新しいものを買う」という悪しきテクノロジーの消費主義サイクルの円周を広げ、よりサステナブルで環境に優しいスマホを目指しているFaiphoneが、(多くのエコを掲げながらも新製品とその売り上げを優先する企業と違い)その掲げている目標に対して誠実であることを改めて示してくれた。

Faiphoneの性能/機能がまだまだ常用に足るので私は購入を見送ったその後続機Fairphone 2は、価格は初代より高価になっているが、その価格の内訳も事細かに公開されている。


(abcxyz)

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