Apple公式よりも超小型なトラベルアダプタと非Appleでも使えるチャージャーが二丁の豆腐に!?「TOFU Charger & TOFU Traveller」




Apple製品にデザインも性能も対応した「豆腐」型のチャージャーとコンパクトなアダプタ。機能性と省サイズの追求はデザイナーAsa Linの腕の見せ所だ。






シンガポールでシステムエンジニアリング&デザインを学ぶAsa Lin。IDAやJames Dyson Award、Design TOKYO Best Product Awardなど、すでに数々の名だたるデザイン賞を受賞している彼女の名前を知らないという人も多いだろうが、当ブログの読者であれば彼女のデザインした製品をすでに目にしているはずだ。

Asaは誰であろう、MOGICSのデザイナーでありプロジェクト・ストラテジスト。彼女がMOGICSで携わったKickstarterプロジェクトMOGICS LightMOGICS SpeakerMOGICS Chargerはどれも成功しているし、当ブログでも大絶賛したMOGICS Power Donut & Bagelも忘れてはいけない。(2011年にはあのCard-Tecでグラフィックデザイナーもしていたようだ)

特にMOGICS ChargerとMOGICS Power Donut & Bagelは機能性の追求とコンパクト性を両立させた素晴らしいデザインでクラウドファンディング好きな人々の注目を集めた。

そんな彼女の最新Kickstarterプロジェクトはシンガポールを訪れたAsaの叔母であるMayumiと共に始めたもの。日本文化の中で育った彼女のTOFU TravellerTOFU Chargerだ。



TOFU Traveller






TOFU TravellerはApple MacBookのものと互換性のあるアダプタプラグのセットが合体したもの。米/豪(A/O型)、英(BF型)、欧(C/SE型)のアダプタが一つの小さな豆腐型にまとまったものだ。





Appleの製品は、ご存じの通りそのデザインでも知られている。ACアダプタのプラグ部分が付け替えれるようになっているのは優れた点だ。しかし、複数の国を渡る人々にとってはApple公式のワールドトラベルアダプタキット付属のプラグたちはかさばるお荷物にしかならない。特にイギリスやシンガポール、マレーシア、香港などで使用される、意味がわからないほどに馬鹿馬鹿しい巨体のUKプラグ(正式には「GもしくはBF型」、このプラグがでかいのはAppleのせいでは無くそういう仕様だから仕方ないと言えばそうなのだが・・・)!





そんなUKプラグは別にしても、Apple純正のなかではプラグ端子が折りたためるのは日本/USの「タイプA」のみ。ヨーロッパの端子(C/E/F/SE型)はプラグ端子部分が折りたためないので、細い2本の端子を裸で露出させたままでカバンの中に入れるのは、かさばることはもとより、折れてしまわないか心配で余計に収納に困る。





TOFU Travellerはこの問題を解決した。どの型のプラグも折りたため、省スペースに収納できるようにしたことで、アダプタにTraveller付属のプラグを差し込んだ際にApple純正アダプタと比べ60%省スペースに。





その上TOFU Traveller自体は全種のプラグをひとつの小さな形、「一丁の豆腐」の形(まあ、豆腐と言うには多少いびつな形ではあるが)にまとめ上げた。



TOFU Charger







TOFU Chargerもまた、AppleのACアダプタに似た見た目だが、これもユニークなモノだ。






プラグ部分はTOFU Travellerのプラグと取り替え可能なため、どの国のプラグにも対応できる。






角が滑らかに「R面取り」されているTOFU Chargerから唯一角が出っ張った部分(豆腐を容器から出したときに角が滑らかになっている底部分に対して、容器上部に面した四辺、と言った方がいいだろうか。余計にわかりにくいかもしれないが。)はユニバーサルアダプタとなっている。つまりここにはどんなプラグでもぶっさせる。このプラグからは100Vから240Vまでのデバイスに給電可能。





こいつにはさらに2.4A Fast Charge USBポートもついていて、ユニバーサルアダプタからパソコンを充電しつつ、USBポートからスマホも充電することが可能だ。





MOGICS Power Donut & Bagelには物理的なフューズが内蔵されており、電流が流れすぎるとフューズが飛んで、交換しなければいけなかった(それでも予備のフューズも筐体に内蔵しているのがPower Donut & Bagelの凄いところなんだが)。しかしTOFU Chargerでは新たにNFB/ノー・フューズ・ブレーカーが内部に採用されている。これにより、電流が流れすぎた場合には自動的に給電を停止し、数分の後に自動的にリセットし宮殿を再開する。これはMOGICS Power Donut & Bagel愛用者にとっても興味を引かれる点に違いない。幾らフューズが小さくて安価だからと言ってもしフューズが飛んだら交換しないといけないというのは手間だからね。

また、Chargerにはサージ防護機器もついているとのことだ。






どちらもパーツを一部取り外した状態だと、赤い内側の色が露見する。白塗りの化粧に映える赤い紅を差したような、日本的な美しさが感じられる。(命名法の食べ物の比喩に準じてイチゴ大福のようだ、と言っても良いかもしれないが。)



TOFUコンボ






Kickstarterのリワードには、TOFU ChargerとTOFU Travellerの両方がセットになったコンボリワードも存在する。このコンボ版には、独自の追加特典もある。





TOFUコンボには、TOFUにフィットする充電式LEDライトもついてくる。これはmicro-USBで充電するモノで、磁石がついているので点灯させて貼り付けたりできる。





また、Kickstarterでセットを頼むと、TravellerとCharger両方がコンパクトに収納できる専用キャリーポーチもついてくる。







Asa Linのデザイナーとしての人気を反映してか、プロジェクトは開始から僅か98分で資金目標を達成。まだ締め切りまで32日を残しすでに目標金額の300%以上を集めている。








Image: TOFU

Source: TOFU

(abcxyz)

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